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理事長メッセージ

世界激動の年頭に思う
― アンテナを磨いて、発信力を高めよう ―

<進む勇気・立ち止まる勇気>

 今年の干支えとからして、今年は「猪突猛進」の年といわれる。確かに難しい時代だからこそ「チャレンジ精神」は不可欠である。しかし反面、激震を予知して、時に「立ち止まる勇気」も合わせ持たねばならない。水前寺清子のマーチを思い出そう。「幸せは歩いてこない、だから歩いて行くんだよ。一日一歩、三日で三歩、三歩進んで二歩さがる。(後略)」― と。つまり、それでも差し引き「一歩」は進んでいる。「急せ いては、事を仕損じる」のである。

   

<ノブレス・オブリージュ(高貴な人の義務)>

 恒例の昨年の漢字は「わざわい」が選ばれた。成程「じん災」もあったし「てん災」もあった。後者は時に避けるのは、至難の業であったが、前者は一連の日産の事件であれ、大手自動車メーカーの大量リコールであれ、各種の不祥事には、有効な内部統制システムの整備・運用についての「タガ」が緩んできた結果ではなかろうか。これについては規模の大小を問わずいえる事で、つまるところ経営トップの姿勢や倫理感にいきつくのではなかろうか。「子は親の背を見て育つ」というが、「従業員はつねにトップの姿勢を見ている」。それに応じて企業の盛衰せいすいも決まると言えよう。

<外国人労働者をめぐって>

 昨年来「外国人労働者」の受け入れについて「試行錯誤」の議論が続いている。しかし本件については、小生なりに確たる「持論」がある。即ち、そもそも何故「受け入れるのか」という起点からして、日本の人手不足に対応して「労働力」を補う為、或いは今だに「割安な労働力」として期待するには、その為の生活環境が整っていないとか―云々である。しかし先ずは「外国人との間の賃金格差」等を考えていないで、逆に「彼等が入ってくる事により、自社の日本人従業員がより国際化するのではないか」という期待感を持てないのであろうか。私事にわたり恐縮だが、弊社では成功事例を多々持っている。

<発信力・政策提言力>

 ともかく、もっともっと多くを学び、多くを経験し、発信力を磨こうではないか。

―以上―

一般社団法人 日本医療機器工業会

理事長 松本 謙一