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理事長メッセージ

「生成AI」全盛期でも自ら動けば知ることも多し
― 真の「幸せ」実現には「分断」と「協力」の両立 ―

<介護福祉分野の人材育成>

 6月第1週には、(一財)日本ウズベキスタン・シルクロード財団の一員として北海道・東川町に「外国人介護福祉人材育成支援協議会」が運営する①学校法人北工学園旭川福祉専門学校(外国人留学生-3ヶ国22名終了。卒業後=国内・道内就職93%、海外就職7%)②東川町立東川日本語学校(定員100名に対し、13ヶ国から100名の留学生が在籍)の2校を訪ね、教育に携わる方々、留学生の皆さんと親しく話し合いをする機会を得ました。
 上述の協議会の施策の背景には、まさに今後の日本が直面する「課題と対策」がこめられていました。即ち―
1)人材の確保
 ①日本全産業における労働人材不足の見込み
 ②介護職員の不足だんかいの世代が75歳を迎える2025年時点での介護職員33万人の不足
 ③在留資格「介護」の創設
  外国人の介護福祉士養成施設での環境整備が急務
2)外国人介護福祉人材の受け入れ
 以上を一読するだけでも、「日本の課題と対策」と、まさに合致していると思われます。

 

<「ヘルスケア」の先には>

 6月第2週には「OMETA」ミッションの一員として台湾に招かれ勉強してきました。「MEDICAL TAIWAN 2023」とめい打った官民一体の会議・展示会で協調されたスピリッツは「Beyond Healthcare」。医療技術が如何に進歩しようと、高齢化後の「介護」と技術が進歩する程に「規制」の大切さも協調されました。

<結びに>

 この他、台湾では大規模病院やメーカー、UDIの枢軸ともなる「GS1・台湾本部」等も訪問し多くを学びましたが、6月末には中国本土の政府直轄の「中国国家発展改革委員会国際合作中心/中国亜州経済発展協会=((一社)日医工とMOU締結)」幹部も来日されます。しかし紙面の都合で今号はこれにて筆を置くこととします。

―以上―

一般社団法人 日本医療機器工業会

理事長 松本 謙一