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理事長メッセージ

マクロからミクロを見る
「クセ」を更につけよう!
―Japan Healthをきっかけに―

< はじめに >

 本年4月から半年にわたって開催される「大阪万博」のことは勿論、皆さん御存知でしょうし、医療機器を含むヘルスケア関連の企業からも少なからず出展もあることと思います。
 その中にあって、会期中の6月25日から27日迄の3日間「Japan Health」が開かれることも、医療関係者であれば、おおかたの人は御存知のことかと思います。
 とりわけ、我が(一社)日本医療機器工業会の会員および関係者であれば、個社としてではなく「50年の歴史を有する団体」として、小さいながらも「Booth展示」をすることも先刻ご承知でしょう。今やまさに関係者が「(一社)日本医療機器工業会」の「過去・現在・未来」を「点」ではなく「線」としてヴィジョンに結びつけていこうという構想を如何に実現しようかと、考えを練っているところでもありますが、成功のあかつきには、内閣府を中心に内外の有識者で検討されている「UHCと人間の安全保障」というビッグテーマにも結びついていくことでしょう。

< 国際展開 >

 薬機法という一つの法律で規制されてはいますが、「医薬品」とは別の意味で「医療機器」は「予防・診断・治療・介護」に至る迄、多様性に富んでいます。医療機器の3つのキーワード「安定供給・医療DX・国際展開」からしても「国際戦略」なくして、今後「成長産業」の仲間入りは出来ないし、「Japan Health」も、ドイツ・デュッセルドルフの「メディカ」やドバイの「アラブヘルス・メドラボ」などには到底追いつけないでしょう。

< 結びに >

 此の拙稿も締め切り期限の関係で、現在、出張中のベトナムの地で記しています。まさに「マクロ」から「ミクロ」を見る思いで、「国際展開」の必要性を、ひしひしと感じています。


―以上―

一般社団法人 日本医療機器工業会

理事長 松本 謙一